2024年の世界の卓球界でもっとも飛躍した男子選手と評されているF.ルブラン（フランス）。カデット時代に欧州選手としては稀有なペンホルダー（中国式ペン）として注目されていた少年が、わずか数年間で世界でメダルをいくつも獲得する選手になることを当時に予想できた人はいただろうか。現在18歳のF.ルブランはまだ発展途上中の選手。

　そのF.ルブランが使用するラケット『フェリックス・ルブラン・ハイパーカーボン』は、毎年末に卓球王国が行う「ベストギア・オブ・ザ・イヤー」の2024年ペンホルダー部門で1位を獲得した。
　「日本という国でぼくのラケットが1位に選ばれたことはとてもうれしいことです。このラケットはティバーと一緒に開発したもので、球持ちの良さがありながらもスピードが出る仕様になっています」（F.ルブラン）
　ブレードのサイズは縦161ミリ、横150ミリで作られていて「台上技術や両ハンドで攻撃するぼくのプレースタイルにとって最良のバランス」とF.ルブランは言う。

F.ルブランはこのラケットにラバーは両面ともスポンジ硬度55度の『ハイブリッド K3 プロ』を貼っているが、55度はかなり硬くてトップ選手仕様のため、53度の『ハイブリッド K3 』やかなり柔らかくした48度の『ハイブリッド K3 FX』を選ぶのも良いだろう。
シェーク選手が主流になっている中で、中国式ペン選手として燦然と輝くF.ルブラン。2025年は私たちにどのようなプレーを見せてくれるのか。今年もF.ルブランから目が離せそうにない。

【フェリックス・ルブラン使用用具】

■フェリックス・ルブラン・ハイパーカーボン

■ハイブリッド K3 PRO